そこに、僕たちはいない

無防備では立ち入ることのできないところで作られたものが、無防備な人たちの暮らしの中に溢れている。

それ自体を決して口にすることのないようなものが、薄められて食品の中に混ぜられている。

触れるだけで健康を害するようなものが、日常製品の「内部」にはたくさん含まれている。

それらを平気で食べたり使ったりしているのは、「知らない」からだ。

難しいことは、誰かが考えてくれているというのは事実だ。

ただし、優先していることは、優先してほしいこととは大きく異なっている。

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