暖淡堂:拾遺
2025/10/15
ブログ
夜明け前に、雨の音を聴きながら、ノートを前に考え事をする。
雨の中、うろついた、いろいろな土地を思い出す。
一番遠く、とても寂しかった所で過ごした夜のこと。
雨が窓を打つ音に、波の音が重なった。
冬の入り口の、地中海に面した、人の少ないリゾートホテルの部屋。
一人きり、家族のもとに帰る旅程を、何度も心の中で確かめていた。
QooQ
0 件のコメント:
コメントを投稿