とても疲れて、おまけに自信もなくしていたころ。
近くにあるものに、触れるのをためらっていた。
手をのばせば、まちがいなく触れるところにあるものなのに。
歩くときの歩幅がせまくなっていた。
うつむき気味で、歩くのが遅くなっていた。
自信をなくしていたころは、自分の身体を小さく感じていたようだ。
本来であれば、もっと大きく動けるところ、自分の手足はそこまで届かない気がしていた。
自信をなくし、やる気もなくなっていた状態では、動きが小さくなっていたのだ。
であれば、今後、なにかがきっかけで自信をなくすようなことがあったら。
身体を大きく動かしてみよう。
届かないと感じたものに、触れてみよう。
間に合わないと感じられるものにも、挑んでみていい。
甲斐バンドの「安奈」の歌詞に、次のようなものがある。
「のばせばとどく愛を、こわがってた」
自信を回復していくことを歌っていたのだと、いまごろになって理解できた。


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