読めないことに、価値がある

2025/10/24

ブログ

上手な字というのは、昔の誰かのクセ字である。

あまりにも強烈なクセ字なので、多くの人に感染しているだけだ。


下手な字というのは、普通にいる誰かのクセ字である。

千差万別。

おまけに不安定。

ただ、熱いファンができるのは、こちらだと思っている。

   

普通にいる誰かのクセ字は、OCRがギブアップする。

文字データ化が難しい。


読みやすく、安定した文字はOCRが比較的容易にデータ化する。

仕事の手間が省ける。

活字のような文字を書く人は、職場では歓迎される。


*****

   

ここで、普通のクセ字の評価が大きく変わる。

セキュリティーレベルが数段上がるのだ。

   

少し前に書いたメモを、本人が読むのさえ苦労する。

コンピュータウイルスに感染することは絶対にない。


仮に、メモを書いた本人が、なんらかのウイルスに感染したとしても。

本人が熱や咳などで苦しみ、文字を読めない程度が上がるだけで済む。


AIには、手がないのだから、クセ字の領域では、当面は人間が勝ちだろう。

   

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