ひとつの作業を終えたら、机の上を片付けておく。
次の作業を始めるときに、すぐに取り掛かれるように場所をあけておく。
机の上の片付けは、作業を中断するときにも、しておいた方がよい。
トイレに行くとか、飲みのもを作りにくとか。
作業に必要なものを探しに行くとか。
数分席を立つだけであれば、そのままでもいいかもしれない。
しかし、別の用事でその場を離れるのであれば、片付けておく。
席を離れている間に、次にやらないといけないことが変わっているかもしれないからだ。
そして、状況は、よく変わるもの。
以前、職場で、机の上に、ものをたくさん並べている人がいた。
並べ方は、見た目、とても乱雑だった。
本人は、何がどこにあるのか、全部頭の中に入っている、とのことだった。
その人は、結局、いまでもその職場にいる。
思えば、机の上が片付いていて、書類などをたくさん抱え込まない人は、異動が多かった気がする。
異動が多いから、ものが少なくなっていたともいえるかもしれないが。
ものを机の上にたくさん並べるのは、自分はここにいるぞ、という意思表示になっているのかもしれない。
僕は異動の打診があると、断らない方針だった。
それで家族には負担をかけた。
その分、僕はとても身軽になっている。
そのことは、この歳になって、よかったと思っている。
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