「風邪は自分で治す」 とは

2025/11/07

ブログ

風邪とは、風邪の症状のことではない。

風邪の症状であれば、医師が治す。

適切な薬を処方し、身体の辛さを和らげてくれる。


医師は、風邪の症状と向き合う専門家だ。

しかし、医師には、風邪の症状を治してくれるだけ。

風邪は自分で治さないといけない。


風邪を自分で治す、とはどういう意味だろう。

それは、風邪の症状が出るに至った状況を解消するということだ。

風邪の症状が出るまでの経緯を振り返り、同じような状況にならないように変えていく。


そして、次は同じような状況に陥らず、風邪の症状で辛くなることがないようにする。

それが、風邪を治すということ。

本人が、自分でどうにかしようとしないと、どうにもならない。


風邪をひいた時に、薬を飲んで、症状が和らいだら、それで風邪が治ったとする。

しっかりと治す前に、落ち着きなくうろつき始める。

そしてまた、風邪の症状が出る前の暮らし方に戻ってしまう。


それでは、そのうちまた風邪の症状が出る。

そのときにもまた、薬を飲んで、症状を抑えてしまう。

同じ理由で、何度も風邪をひく循環に入ってしまう。


風邪を治す、とは、その循環から逃れること。

同じ理由で何度も風邪をひいてしまうという状況に陥らないこと。

風邪の症状を、生活の乱れのサインと捉えること。


それが出来れば、風邪との付き合い方が変わってくるだろう。

いずれにしても、風邪で辛いときは。


ゆっくりと休むに限る。

   

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