風邪とは、風邪の症状のことではない。
風邪の症状であれば、医師が治す。
適切な薬を処方し、身体の辛さを和らげてくれる。
医師は、風邪の症状と向き合う専門家だ。
しかし、医師には、風邪の症状を治してくれるだけ。
風邪は自分で治さないといけない。
風邪を自分で治す、とはどういう意味だろう。
それは、風邪の症状が出るに至った状況を解消するということだ。
風邪の症状が出るまでの経緯を振り返り、同じような状況にならないように変えていく。
そして、次は同じような状況に陥らず、風邪の症状で辛くなることがないようにする。
それが、風邪を治すということ。
本人が、自分でどうにかしようとしないと、どうにもならない。
風邪をひいた時に、薬を飲んで、症状が和らいだら、それで風邪が治ったとする。
しっかりと治す前に、落ち着きなくうろつき始める。
そしてまた、風邪の症状が出る前の暮らし方に戻ってしまう。
それでは、そのうちまた風邪の症状が出る。
そのときにもまた、薬を飲んで、症状を抑えてしまう。
同じ理由で、何度も風邪をひく循環に入ってしまう。
風邪を治す、とは、その循環から逃れること。
同じ理由で何度も風邪をひいてしまうという状況に陥らないこと。
風邪の症状を、生活の乱れのサインと捉えること。
それが出来れば、風邪との付き合い方が変わってくるだろう。
いずれにしても、風邪で辛いときは。
ゆっくりと休むに限る。




0 件のコメント:
コメントを投稿